保有技術:溶射以外の表面改質技術プラズマ表面処理技術

PVDコーティング

PVD(Physical Vopor Deposition)プロセスは物理蒸発法とも呼ばれ、物理的反応を利用して対象物に薄膜を形成する技術です。当社はPVD法の中でも付廻り性や密着性に優れるイオンプレーティング法を採用しています。加工対象物の材質に応じて最適の処理が選択できるので、熱による形状変化を最小限に抑えることができます。

特徴

  • 低温処理(250~550℃)
  • 密着性に優れる
  • 緻密な皮膜を形成
  • 複合膜・多層膜が形成可能
皮膜材料をガス化し、プラズマ中で反応性ガスとイオン化。ワークに印刷されたバイアス電源(負の電圧)によってイオンを誘引し、皮膜を形成する。

適用例

  • プレス金型・ダイカスト金型・樹脂金型
  • 機械部品
  • ホブカッター
プレス金型他

プレス金型他

機能:耐摩耗、耐凝着、潤滑性、耐焼き付き

ダイカスト金型、機械部品他

ダイカスト金型、機械部品他

機能:耐摩耗、耐凝着、潤滑性、耐焼き付き

DLCコーティング

DLC(Diamond Like Carbon)とは、プラズマを利用した気相合成法により生成される高硬度・電気絶縁性・潤滑性等の性質を持つカーボン薄膜の総称です。DLC膜は生成方法によって硬度や密着力等の特性が異なるため、使用条件合わせた膜質を選択できます。

特徴

  • 高硬度
  • 低摩擦
  • 電気特性をコントロール(絶縁、スローリークなど)
  • ナノオーダーでの膜厚コントロール
各種DLC成膜プロセス
各種DLC成膜プロセス

適用例

  • 半導体製造装置部品
  • ウエハキャリア
  • プレスロール、グラビアロール
  • スリッター刃
  • 切削工具
切削工具

切削工具

機能:耐摩耗、耐焼き付き

回転刃

回転刃

機能:耐摩耗、耐焼き付き

PVD製品案内

PVD加工は当社のグループ会社「日本コーティングセンター株式会社」で行っています。
さらに詳しい情報については、以下の公式ウェブサイトをご覧ください。

https://www.jcc-coating.co.jp/products/

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