保有技術|溶射技術一覧粉末式フレーム溶射

粉末式フレーム溶射とは

酸素、アセチレン(プロパン)炎を熱源とし、自溶合金の粉末材料を溶融噴射し加工物表面に皮膜を形成する溶射法で、溶射後のフュージング(溶融)処理によって無気孔に近い皮膜が形成され、基材との冶金的結合による高い密着力と優れた耐食性が得られます。また皮膜の溶融および凝固過程において硼化物、炭化物の硬化相が析出することから、高い耐摩耗性を発揮します。

特徴

  • 無気孔に近い緻密な皮膜が形成できる
  • 基材との冶金的結合により高い密着力が得られる
  • 耐食性、耐摩耗性、耐キャビテーションエロージョン性、高温硬度特性にも優れている
粉末式フレーム溶射の特徴
粉末式フレーム溶射の様子

適用例

  • プランジャーチップ
  • 鉄鋼向け圧延ロール
  • 鉄鋼向け浴中スリーブ
  • ボイラ過熱器管
プランジャーチップ

プランジャーチップ

機能:耐食、耐摩耗、耐熱

鉄鋼向け圧延ロール

鉄鋼向け圧延ロール

機能:耐食、耐摩耗、耐熱、耐衝撃

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