保有技術:溶射以外の表面改質技術レーザクラッドプロセス(TLC:TOCALO Laser Clad)
熱源にレーザビームを用いた肉盛技術であり、材料粉末をレーザの焦点位置に投入し、基材表面に溶融接合する事で肉盛層を形成する技術です。
主な特徴
- 基材への入熱が小さい
- 熱ひずみや熱影響部が少ない
- 皮膜への基材成分の希釈が少ない
- 膜厚のコントロールが容易
代表的レーザクラッド皮膜
「TXR7」は耐摩耗性に優れたレーザクラッド皮膜であり、スガ式摩耗試験においてSS400の5.7倍、SUS304の3.1倍の耐摩耗性を示します。
レーザクラッド施工の一例
レーザクラッド技術の特徴を生かした施工条件の最適化を行うことで、パンチングメタルのような熱容量が小さな基材表面に対しても肉盛皮膜を形成することが可能となります。