IR情報経営方針知的財産管理

知的財産戦略

当社の事業は、顧客の製品・生産設備が抱えるさまざまな課題を当社の表面改質技術(皮膜)を用いて解決することです。そのため、溶射技術開発研究所による先行研究に加え、顧客の要望に応じたオーダーメイドの皮膜開発を通じて多くの新技術・ノウハウ(知的財産)を生み出しています。これらの知的財産は市場での技術優位性を高めるために積極的に特許出願を検討しています。とりわけ顧客との共同開発品では共同出願を行うことで顧客との関係強化、競合他社との差別化を図っています。
また、顧客の多種多様な課題に対して最適な皮膜を提案するためには、材料、施工法、品質管理手法などの特許化されていないさまざまな要素技術・ノウハウ(技術の組み合わせ)も極めて重要であり、当社の競争力の源泉となっています。

研究・技術開発投資

中期経営計画(2021~2025年度)では、技術優位性をさらに高めるために、先進的皮膜開発への重点投資、産学官連携の推進、知的財産戦略の強化、技術データベースの拡充などに取り組んでいます。そのために研究開発費として連結売上高比3%程度を維持することとしています。これに加えて、各工場の生産技術部門でも技術開発費として継続的な投資を行っています。2023年度には、研究および技術開発費として2,335百万円(連結売上高比5.0%)を投じました。

研究・技術開発投資

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